販売促進のアクションプランを考える
- 公開日:2015/04/01
- 最終更新日:2021/02/12
以前「開業時の集客計画「オープニングプラン」について」をご紹介させていただきましたが、今回は事業を始めてからの販売促進のアクションプランについてご説明したいと思います。
いざ営業が始まると、日々の業務に追われてオープニングのような宣伝活動が行えなくなる場合があります。
以前のブログ「自社ブランド確立のために」で「ブランドは、お客様との接点の印象の積み重ねによって構築される」ことをご説明しましたが、顧客との接点の重要な1つである宣伝活動が十分に行えないと、せっかくオープニング時に頑張ったのに、徐々に印象が薄れていき、お客様の足が遠のいてしまうことになります。
そうならないためにも、宣伝活動は地道にし続けなければいけません。しかし、それが地道であるがゆえに多くの方々は日常の業務を優先し宣伝活動を疎かにしてしまいがちです。
宣伝活動計画表を作成する
そうならないために、宣伝活動を計画表に落としこんでおくことをおすすめします。そうすれば、客足が減ってから「気がつけばここずっと何もしていなかった。。」と後悔することもありませんし、「きまり」にしておけば自分自身へのプレッシャーにもなります。
また、従業員などの第三者に任せる場合にも、唐突に「チラシ配ってきて!」では、「他の仕事もあるのに。。。」と否定的に捉えられる可能性がありますが、あらかじめシステム化されていることであれば、「この会社は毎月◯◯日付近にチラシ配りがある」と通常業務として従業員もすんなり受け入れてくれることでしょう。
また、年間のイベント計画については、概要だけでもいいので(出来れば日程も)「必ずやるぞ!」と計画を立てましょう。こうすることで急場に慌てることなく、「この日程でイベントをやるには◯◯までに広告を出す」「◯◯までに商品の発注をする」など、そこまでになすべきことも明確になります。
また、前回ブログでも書いた「ライバル(競合)を調べる」際にライバルがどのような戦略を立てて事業をしているかを把握することも大いに役立ちます。
計画はできるだけ開業前に立てておくことをおすすめします。
宣伝活動計画表の作成例
いつまでに何をやるか?どんなことをやるかを、あらかじめ計画しておくことが大切です。
<日々の販促プラン>
第4木曜日 | 必ずチラシを配る |
第1月曜日 | 必ずライバル店を調査に行く |
毎週金曜日 | 必ずフェイスブックを更新する |
<年間の販促プラン>
1月 | 新春イベントを実行! |
2月 | |
3月 | |
4月 | お花見キャンペーンを実行! |
5月 | |
6月 | |
7月 | |
8月 | 夏祭り開催! |
9月 | |
10月 | 紅葉キャンペーン! |
11月 | |
12月 |
関連記事
個人事業主と法人設立の違い
個人事業でスタートするか、会社を設立するか、起業するにあたって事業形態をどうするのかは創業者...
自社の「ストーリー」を考えるということ
当ブログ以前の記事「自社ブランド確立のために」で、「ライバルとの優位性を明確にする」ことにつ...
従業員を雇う時に知っておきたいポイント
人材の採用は、創業時のみならず、事業を継続する上で常に直面する課題です。募集に始まり、採用、...
創業時に心強い公的機関の支援ポータルサイト②「J...
事業を始める際に、みなさんその事業分野においては専門家だと思いますが、専門分野以外に事業主と...
- PREV :競合他社(ライバル)との優位性を明確にする
- NEXT :創業で金融機関から融資を受ける際に最も重要なこと