開業時の集客計画「オープニングプラン」について
- 公開日:2015/03/04
- 最終更新日:2021/02/12
前回は、「起業時のブランディング」のことについてご説明しましたが、今回は、ブランディングをした上で、開業まで行っておきたいことについてお話したいと思います。
現代に於いて、「いいものを作れば売れるだろう」「よいサービスを提供すれば売れるだろう」というのは難しい、ということは皆様お感じになっていると思います。そして、いざ開業してしまうと日々の業務に追われて、新規顧客を獲得するためのプランなどを考える暇が無くなってしまう方が多いのも事実です。
事業計画などで、開業時の集客についての計画などを立てる際に、多くの方が忘れがちなことに、「実際にどのように集客していくか」の具体的なプランの作成があります。
今回は、開業前にできるだけ見込み顧客を獲得し、開業時にできるだけ順調なスタートを切るプランをご説明したいと思います。
1.開業までにやっておくべき5つのこと
①工事が始まったら近隣の住宅、店舗にまずは必ずごあいさつに行きます。その際、どのようなお店をオープンするのかを伝えます。近隣の方へのアピールになるだけでなく、早くから地域に溶け込むことができます。
②工事中の店舗に「◯月◯日オープン!(できれば「オープンまであと◯◯日」)と書いたPOPを店舗の前を通る人にも分かるように貼ります。通りすがりの方の興味を引くことが大切です。
③工事が終了に近づいてきたら、近隣の住宅、店舗に再度ごあいさつに行きます。その時までに、自社の商品、サービスが分かるチラシ、パンフレットや、できれば自社製品などを持参してください。
④3と同時期に、近隣の方や、これからお客様になってくれそうな方(前職のお客様など)などを対象とした「内覧会orプレオープン」を設けます。その際には、おすすめの商品や、サービスをについてお客様からご意見を募るといいでしょう。この内覧会にお越しいただいた方をアンバサダー(店舗の親善大使)にする!という心意気で行ってください。
⑤いよいよオープン!4でお越し頂いた方にお礼状とご招待状を送ります!
2.まとめ
オープニングプラン「店舗工事中~オープンまで」を考えるには、“店舗改装(or建築)までの期間にできるだけ見込み客に認知されるような活動をする”ということが重要です。
1~5までを実行する上で、用意しておきたいものに、
- 見せるだけですぐ分かるチラシ、パンフレット
- 更に詳しい内容が分かるWebページ
(チラシに「詳しくはこちら!」と書いておくとチラシ、パンフに書ききれなかったことを書けます!)
これらを、実行することで、いざオープンとなったときに、「お客様が全然こない。」「でも、お客様が来るかもしれないからチラシ配りで、お店を離れるわけにもいかないし。」ということを防ぐことができます!
関連記事
開業前にしておきたいこと「人脈の構築」
いざ、「事業を始めよう!」「独立しよう!」と思われる方にとって、開業前に出来るだけしておきた...
起業家になることとサラリーマンの違い
十数年、メーカーのサラリーマンをした後、会計事務所に務めることになり、それまであまりお会いす...
創業で金融機関から融資を受ける際に最も重要なこと
以前のブログ、「開業資金の準備(借り入れ)」で、借入の際の注意事項や、公的融資などや、融資を...
会社設立の心構え8つのチェックポイント
独立を決意し、創業するまでには、念入りな準備が必要です。資金の調達、事業計画書や手続き書類の...
- PREV :自社ブランド確立のために
- NEXT :開業前にしておきたいこと「人脈の構築」