営業力を磨こう!「名刺」
- 公開日:2015/06/08
- 最終更新日:2021/02/12
起業を志す方の大半は、今までの仕事や趣味の経験を活かして「起業しよう!」と思われるのではないでしょうか。
例えば、「飲食店をやりたい!」という方は、料理の腕に自信がある。
「整体やエステのサロンをやりたい!」という方は、施術・治療に自信があるといったように、それぞれの分野の技術に自信がある方は非常に多いのですが、弊社に相談にこられる多くの方が、「営業が苦手」とおっしゃいます。
しかし、営業無くしては、どんなに優れたビジネスも成功をつかむことは非常に困難です。
中には「うちは腕がいいので、仕事を見てもらえば分かるはずだ」とか、「派手な看板などを出さずに隠れ家的なお店にしたい」等おっしゃる方がいます。
たしかに、技術や実力だけでうまく行く場合もありますが、大抵の場合、ただお店を開いているだけでは、存在すら気づいてもらえないかもしれず、まして、そのお店本来の魅力を知ってもらうことは至難の技です。
仮に、宣伝も何もせずひっそりと営業しているのに、成功しているお店があったとしたら、「前職で既に固定客がついていた」とか、「強力なクチコミ源がある」とか、何かしらの理由があるものです。
起業したばかりの方にとって、大々的に広告を出すなど費用のかかることは難しいと思います。
そうしたことにお金をかける前に、おすすめしたいのは、
自信を持って渡せる「名刺」を作ること です。
会社勤めの人の名刺は大概、その企業のフォーマットに従った、名前と住所が書いてあるだけのものですが、起業家にとっての名刺は全く意味合いが違います。
名刺は、自分を売り込む時、商品を売り込む時に、最初に渡すものであり、またチラシやDMよりも捨てられにくく、取っておいてもらいやすいため、会社を覚えてもらうには非常に有効なツールです。
そうした、効果を狙った上で、中身を検討し作成することが重要です。
企業名、名前、住所等基本情報の他におすすめしたい事項を下記に記載します。
何と言っても「顔写真」
ほとんど会話を交わさず、名刺交換しただけの人でも写真があることで覚えてもらいやすいですし、名刺フォルダーに入れてしまっても目立ちます。
次には「キャッチコピー」
自社の商品や、サービスについてはもちろん、ご自身についてイメージ出来るものなどでもいいでしょう。
※2つ折りなど、スペースを増やした場合は、
「◯◯で困っていませんか?」とか「宴会は◯◯◯◯サービス!」 など具体的な内容を記載しても効果的です。
また、名刺の内容をこまめに変更し、渡した相手の反応を見てみる(どの名刺が営業的に使えるか)のもおすすめです。
営業力を磨く第1歩として、名刺の内容を工夫されてはいかがでしょうか?
関連記事
会社設立後の簡単な経理知識
事業を始めると個人事業、法人を問わず必ず帳簿を作成しなければなりません。帳簿と聞くと税金の計...
従業員を育てる「人材の育成」
以前のブログ「従業員を雇う時に知っておきたいポイント」で従業員を雇用する時に知っておきたいこ...
売上計上の「期ズレ」に注意しよう
商品(製品)を販売したときやサービスを提供したとき、その売上(収益)をいつの時点で計上すれば...
毎月の業績を正しくつかむ!~変動損益計算書を活用...
経営において、毎月の業績をきちんと把握することは不可欠です。 今回は、毎月の財務の数値から...
- PREV :顧客接点の網を張り巡らす
- NEXT :「事業」を起こすこと。「経営」していくこと。